M&A用語集
-
コンフリクト(Conflict)
争い・衝突の意味ですが、M&Aでは、Conflict of Interest(利益相反)の略語として使われ、業界内ではコンフリとしばしば略される。
M&Aでは、M&Aアドバイザーだけでなく、会計・税務・法務アドバイザーがクライアントから任用される際、各アドバイザリーが利益相反を有していないか確認する社内手続き(コンフリクトチェック、コンフリチェック)がある。
仮に、任用予定のアドバイザーが既に別件でクライアントの取引相手当事者にアドバイスする立場にある際、コンフリ状態となるため、クライアントはその事実を考慮して、当該アドバイザーの任用有無を判断する必要がある。
一案件で買い手及び売り手より同時に手数料を受け取るM&A仲介会社は、真にコンフリ状態にあると言え、厳密には一方に有利なアドバイスを行うことが、他方の相手の不利益につながるため、潜在的な問題を抱えている可能性があると言える。