ブログ一覧
M.A.P.管理者-
コラム -
コラム M&A戦略の立案・実行方法
今回は、買収を前提としたM&A戦略について、考えたい。 会社の経営戦略として、M&Aを採用するか/否かではなく、「M&A方針は決まっているものの、社内でどう推進すべきか」というテーマで、コラムを書きたい。 私の経験では、M&Aをうまく活用し、成長性・収益性の向上につなげている企業は、M&A戦略の立案・実行を能動的に…
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M&Aについて 株式交換とTOBの違い(2/2) ~株式交換は、買収プレミアムが低い!?~
今日は、前回の続きで、株式交換によるプレミアムについて、コラムを書きたい。 意外と知られていないのが、株式交換のプレミアムは、TOBよりも低いという事実。数値上では、安く買収ができます。 経験則では、TOBプレミアムが、平均40-50%とすると、株式交換のプレミアムは平均20-30%程度。データを見てみましょう。 (A…
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M&Aについて 株式交換とTOBの違い(1/2)
今日は、株式交換とTOBの違いについて、教科書的な話は抜きにして、実務の観点で書いてみたい。 ①買収者=上場会社 TOBは、現金での買収であるが、株式交換は、買収者の株式を対価として、買収する。 TOBの場合、買収者は上場企業でも未上場企業でも、資金さえあればOk。但し、持ってますと宣言するだけでなく、資金証…
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コラム KKRによる富士ソフトの買収
今回は、KKRによる富士ソフトの買収に関するコラムとなります。 ※本件は、現在KKRによるTOB期間中であり、株価がTOB価格を上回る水準で推移していることから、株価に影響を与えるような表現は極力控え、あくまでもディール概要、新聞等で取り上げられている(=株価に織り込まれている)内容及び本件から見える日本の上場会…
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M&Aについて 海外企業による買収リスクは上昇中?
今回のM&Aコラムは、海外企業による日本企業の買収リスクについて、紹介したい。サマリーは以下の通り。 1. 下がる買収障壁 実は、敵対的買収(現在は、同意なき買収という)や海外企業による日本企業の買収は、これまで以上にやりやすくなっている。(上場企業に限る) 2. M&A法規制の整備 最近5年間で、上場企業のコー…
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コラム M&Aは経営戦略の縮図!?
1. 経営戦略について 経営戦略と言われると、「企業が事業成長や目標達成のために必要な経営の展開方針であったり、その具体的な取り組み」というイメージがある。 必要なリソース(人・物・金)を使って、事業の方向性を設定し、時間をかけて施策を実行して、結果として目標を達成する自力成長=オーガニックな成長(Org…
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コラム クシュタール(Couche-Tard)によるセブン & i への買収提案
クシュタールによるセブンへの買収提案は、円安の恩恵もあったかもしれないが、海外コンビニの急拡大の割に、セブンのValuation的な割安感を狙ったものと思われる。世間の目や従業員との軋轢を気にした、セブンによる悠長な改革では、とりわけ海外投資家は待ってくれないという空気感が、クシュタールにも伝わり、買収提案…
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M&A実績 【M&A実績】立川ブラインド工業と富士変速機との株式交換
弊社MKA Advisorsは、2024年8月1日に公表された「立川ブラインド工業株式会社による富士変速機株式会社の 完全子会社化に関する株式交換契約締結(簡易株式交換)のお知らせ」において、富士変速機様のFA(フィナンシャル・アドバイザー/第三者算定機関)を務めました。
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M&Aについて M&Aにおける買収価格の考え方
今回の「M&Aにおける買収価格の考え方」とは、いわゆる企業価値の評価方法といったテクニカルなValuationの話ではない。今回は、買収価格はどう決めるべきか、というお話。 M&A案件で買い手アドバイザーを何度か経験する際、買収価格の考え方について、クライアントと「折り合えなかった」ことが、多々あった。 「折り合え…