ブログ一覧
M.A.P.管理者-
コラム M&Aは経営戦略の縮図!?
1. 経営戦略について 経営戦略と言われると、「企業が事業成長や目標達成のために必要な経営の展開方針であったり、その具体的な取り組み」というイメージがある。 必要なリソース(人・物・金)を使って、事業の方向性を設定し、時間をかけて施策を実行して、結果として目標を達成する自力成長=オーガニックな成長(Org…
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コラム クシュタール(Couche-Tard)によるセブン & i への買収提案
クシュタールによるセブンへの買収提案は、円安の恩恵もあったかもしれないが、海外コンビニの急拡大の割に、セブンのValuation的な割安感を狙ったものと思われる。世間の目や従業員との軋轢を気にした、セブンによる悠長な改革では、とりわけ海外投資家は待ってくれないという空気感が、クシュタールにも伝わり、買収提案…
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M&A実績 【M&A実績】立川ブラインド工業と富士変速機との株式交換
弊社MKA Advisorsは、2024年8月1日に公表された「立川ブラインド工業株式会社による富士変速機株式会社の 完全子会社化に関する株式交換契約締結(簡易株式交換)のお知らせ」において、富士変速機様のFA(フィナンシャル・アドバイザー/第三者算定機関)を務めました。
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M&Aについて M&Aにおける買収価格の考え方
今回の「M&Aにおける買収価格の考え方」とは、いわゆる企業価値の評価方法といったテクニカルなValuationの話ではない。今回は、買収価格はどう決めるべきか、というお話。 M&A案件で買い手アドバイザーを何度か経験する際、買収価格の考え方について、クライアントと「折り合えなかった」ことが、多々あった。 「折り合え…
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コラム キリンによるファンケルの完全子会社化
キリンHDによるファンケルの完全子会社化について、コメントしたい。 案件の一報を聞いて思ったこととしては、以下の通り。 ① やっぱり、完全子会社化でしたね。 ② ファンケルの化粧品はどうするのだろう? ③ 二段階買収って意外と効果的? ④ 次のM&Aターゲットは? ----------- ① 既定路線だった完全子会社化 2019年…
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M&Aについて M&Aや資金調達における事業計画
今回は、「M&Aや資金調達における事業計画」について、M&A視点からコラムを書きたい。 一言で「事業計画」と言っても会社成長の様々なフェーズによって、重要となるポイントが異なるが、M&A・ファイナンスにおいて、共通して重要なことは、Valuation(事業価値・株式価値算定)の前提となる最も重要な資料・情報というこ…
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お知らせ M&Aにおける特別委員会
今回は、M&Aにおける特別委員会について、コラムを書きたい。 ポイントは、 ・M&Aにおける特別委員会の存在感の高まり。 ・組織再編・グループ内再編は、内輪で完結できない ・条件交渉における重要な役割 非上場企業のM&Aでは馴染みがないが、上場企業のM&Aになると、少数株主保護の観点より、いわゆる支配株主(親会社…
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M&Aについて Valuation(企業価値評価):第2回 WACC
WACCについて、今回はご紹介。WACCについて、事細かに説明するというより、ポイントを説明したい。 ①WACCとは? 最近は、WACC(ワック)という言葉を上場企業のIR資料等でもよく目にするようになった。資本コストを意識した、効率性を重視した経営がようやく定着してきたとも言える。WACCだと、FCFベースで分かりづらい…
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M&Aについて Valuation(企業価値評価):第1回 DCFワークシートのご紹介
今回は、Valuationについて、M&Aコラムを書きたい。 最近、個別案件でValuation Sheetを一から作ったり、確認することが多かったので、これを機に弊社Valuation Sheet(企業価値計算シート)のサンプルを共有したい。(※数値はダミー) 今回共有するValuation Sheetは、①DCF法 ②上場類似会社マルチプル法(EV/EBITDA・PER・…
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M&Aについて ベネフィット・ワン争奪戦:M3 vs 第一生命
2023年12月7日、第一生命がベネフィット・ワン(B社)へのTOBを発表し、先月既に同社へのTOBを発表していたM3と対抗する形となった。 どの記事を見ても、「敵対的TOB」という悪いイメージのある表現がもはや使われなくなっただけでなく、大手企業でも堂々と対抗TOBを行う素地ができたことに、時代の流れを感じますね。 ポ…