ブログ一覧
M.A.P.管理者-
M&Aについて 買い手にとっての「成功するM&A」
買い手にとっての「成功するM&A」 成功したM&Aは、全体の20%程度と聞いた記憶がある。それほど、M&Aの成功は難しい。ただし、短期間で売上高と利益を増やすことができ、金で時間を買うことができる手段であるので、多くの会社は積極的に行っている。上場企業の社長は、任期が5~10年など決まっているケースがあり、その期…
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M&Aについて 企業買収における行動指針
2023年8月31日に、経済産業省が、『企業買収における行動指針 ―企業価値の向上と株主利益の確保に向けて―』を公表。 これまでの方針に沿った内容で、特に目新しさはない。 いくつか、分散していたM&Aに関する対応指針の内容を、今回の敵対的買収の対応にアップデートしたり、項目を詳細にブレークダウンしたという印象。 …
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M&Aについて M&AとIPOについて
未上場株主のExit策として、M&AとIPOが考えられる。 少し前の日本では、ベンチャー企業のExitとしては、IPOが多かったが、最近ではM&AでExitするベンチャー企業の創業者も多い。私のクライアントでも、若い創業者の方がExitとしてM&Aを考えており、売却資金を元手に第2の事業を始めたいとおっしゃっていた。 ここでは、オ…
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M&Aについて M&A仲介とフィナンシャルアドバイザリー(FA)の違い
最近、説明されている記事を目にするが、どうも腹落ちしない(表面的すぎる)ので、私の知り得る範囲で、意外と知られていない、M&A仲介とフィナンシャルアドバイザリー(FA)の違いについて、少し述べたい。(*注. M&A仲介の経験がないので、推測の域を出ませんが) まず、何故しっかりした違いの説明がないかというと、…
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M&Aについて ベンチャー企業によるM&A(売却)
M&Aの裾野の広がり方は、この10年間で大きく変わってきたと実感している。 20年以上M&A業界を見てきた立場として思うのは、2010年以前は、売却提案をすると、顧客から「経営の仕方に文句があるのか」と怒られることもあった。また、一般の中小の未上場企業においては、「M&A」という言葉すら通じないことが多かった。 2015…
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コラム 経営統合(後編)
前回に続き、「経営統合」です。後編は、より実務・実践的な内容にしたいと思います。 ①情報管理体制 経営統合に限らず、PJ名、当事者のコードネーム、PW設定など、まずは社内、次に両者で取り決める。Spy映画のようですが、最近では会社内で様々なPJを走らせていることも多く、結構一般的になりつつある(意外と、ネー…
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M&Aについて 経営統合(前編)
今日は、経営統合について少し紹介したい。日経新聞の一面に「●●と▲▲が経営統合へ」という見出しが出ますが、一体どういうことでしょう。M&Aの一種なのか、合併や買収、売却とは異なるのか。 経営統合とは、買収や売却とは異なるM&Aの一形態であり、2社以上の会社同士が1つの会社グループになることです。表向きは、あ…
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コラム 事業ポートフォリオマネジメント
今回のテーマは、事業ポートフォリオマネジメント。国内大手企業のいくつかは、この経営手法を導入しているが、前から切って貼って繰り返す米国企業の姿が、本当に持続的な事業成長として正しいかどうか、個人的には半信半疑のままである。 コングロマリット・ディスカウントの解消といって、Spin out/offと買収を繰り返し…
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M&Aについて 段階利益
PL(損益計算書)には、色々な利益が登場する。経験を踏まえ、特に重要な段階利益に関するコメント、利益の意味するところ、M&Aにおいて重要な指標の利益について、紹介したい。 (1)利益とは? 利益は、売上高ー費用のこと。稼いだお金から、稼ぐのにかかった費用を差し引いた残り分。当たり前の話だが、費用には色々な…
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M&Aについて 株式交換に関する実務的ポイント
組織再編でよく使われるスキームである株式交換について、実務的な視点でまとめたい。なるべく教科書では、焦点が当てられない実務的な観点でまとめたいので、体系的に株式交換を知りたい方は、他のサイトなどを見られることをお勧めします。 1. 100%子会社化のみに使える手法 株式交換は、他の会社を自社の完全子会…